第3走 再会

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朝7時半。 宮木「………んなんてこったぁぁぁあ!!」 入試は8時から。 ここからはどう考えても40分。しかも準備してる暇はない。 宮木「あわわわ…。どうしようシャワーは……浴びてる暇はねぇよ。もういい!髪ボサボサだけど仕方無いからこのままジャケット着ていこう!」 宮木は急いで部屋からでて、銀崎の部屋へ。 宮木「銀崎ー!!銀崎ー!!急いで送っ………」 銀崎「ふぁぁ……。何んだよ今日はオフだっ………」 中からトレーナー姿の銀崎が目を擦りながら出てきた。 空気が凍り着いた瞬間だった。 宮木「お前も寝坊かーーーー!!!」 玄関前 銀崎「いや、マジにスマン。ほら後ろにのれよ」 宮木「後20分までに行かないと強制失格だぞ!!人生かかってんだからマジで急いでくれよ!」 宮木は隼のタンデムシートに跨りながら、銀崎を血の涙を流しながら急かす。 銀崎「分かってるっつーの!時間無いから首都高使うぞ!」 キュルルッ バオオオォォォォンン!! いきなり発進した隼のシートに必死でしがみつく宮木。かなり滑稽な姿だが場合が場合でそんなこと言ってられない。 宮木「ちょ………速すぎ!!も、もうちょいスピードを…」 銀崎「んなこと言ってられるかよ。マキシムまで引っ張るから振り落とされんなよ!」 かろうじて見えた隼のメーターは110キロ。 もはや警察上等、ネズミ取り上等だ。 銀崎「読者の皆さんは例え場合が場合でも車の多い所でこんなスピードを出さないようになぁぁぁぁ!」 宮木「アンタが言っても説得力ねぇよ!!」
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