第1走 もはや

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銀崎の隼は宮木の遥か後方に見えかくれしている。 宮木「はんっ!デカイ鉄馬はこんな狭くくねった道では仇になんだよ!」 完全に調子にのっていた。 宮木「もっと差をつけてやる」 宮木は更にアクセルを開ける。 しかし… 宮木「……追い付いて来る?」 さっきまで遥か後ろを走ってた隼がいつの間にか自分の5m程にまで詰めていた。 宮木「速っ!もうそこまで!」 そしてアッという間にテールトゥノーズのガチンコになっていた。 宮木「畜生!こうなったら意地でも抜かせねぇ!」 さらに飛ばす。 銀崎「ほらほら。がんばれ」 銀崎はまだ余裕がある。 銀崎「さて、そろそろ抜きますか。」 前方に見えたヘアピンを宮木のCBRがインへ。 しかし……。 宮木「…ッ!ブレーキング遅れた!」 アウト側に膨らんだ宮木をインに銀崎が刺す。 宮木「うおおおぉぉぉ!」 なんとか銀崎をブロック。 銀崎「この先のコーナーだな🎵」 S字を抜け、次のヘアピンに突っ込んだ時、またしても宮木がインに入った。 その横に銀崎の隼が。 ブレーキング勝負だ。
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