544人が本棚に入れています
本棚に追加
銀崎の隼は宮木の遥か後方に見えかくれしている。
宮木「はんっ!デカイ鉄馬はこんな狭くくねった道では仇になんだよ!」
完全に調子にのっていた。
宮木「もっと差をつけてやる」
宮木は更にアクセルを開ける。
しかし…
宮木「……追い付いて来る?」
さっきまで遥か後ろを走ってた隼がいつの間にか自分の5m程にまで詰めていた。
宮木「速っ!もうそこまで!」
そしてアッという間にテールトゥノーズのガチンコになっていた。
宮木「畜生!こうなったら意地でも抜かせねぇ!」
さらに飛ばす。
銀崎「ほらほら。がんばれ」
銀崎はまだ余裕がある。
銀崎「さて、そろそろ抜きますか。」
前方に見えたヘアピンを宮木のCBRがインへ。
しかし……。
宮木「…ッ!ブレーキング遅れた!」
アウト側に膨らんだ宮木をインに銀崎が刺す。
宮木「うおおおぉぉぉ!」
なんとか銀崎をブロック。
銀崎「この先のコーナーだな🎵」
S字を抜け、次のヘアピンに突っ込んだ時、またしても宮木がインに入った。
その横に銀崎の隼が。
ブレーキング勝負だ。
最初のコメントを投稿しよう!