9人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の周りでは玉達が次々に天レールから台へと送られていく。
俺も行く道を決めなくてはならない。
俺は慎重に天レールを流れていった。
すると目の前で大きな玉の流れが生じた。
どうやら台への流れが大きくなっているようだ。
俺は意を決すると、その流れに身を任せることにした。
台に流れ込むにはいくつかの障害を乗り越える必要がある。
俺はまず最初の関門へと差し掛かった。
天レールから台に行くためにある穴はレールと平行に設置されている。つまりただ流れているだけでは入ることが出来ないのだ!
タイミングを見計らって他の玉に当たり弾かれることで見事シュートを決めることが出来るだろう。
だがまあ、それもたいした障害ではない。
なぜなら俺は歴戦の覇者!ジョン様だからだ!
この程度の障害などないも同然!楽勝で…
……おフっ!!
見事なタイミングで穴に入ろうとした俺を横から来た野郎が弾き飛ばしやがった!
一瞬にして加速した俺は前を流れていた玉にヒット!
今度はその反動で後ろに飛ばされ、穴の角に激しく衝突!!
痛ええぇ!このやろおぉっ!!
だがそのまま俺の体は見事台への穴にシュート!
ふっ…
まあすべて予定通りよ…
最初のコメントを投稿しよう!