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台の内部と言えども俺にとってはすでに勝手知ったるもの。
早々に台にあたりを付けたいものの、俺はふとした疑問を覚えた。
ん?何この台?
台の内部構造から台を機種を当てることが出来ない…
こんな台あったっけ?
どうやらこの台は最近導入された新台のようだ。
こうなるとこの先の道を選ぶのに苦労するが…
まあたいしたことはない。
どうせ台内部には2種類の道しかないのだ。
どちらに行っても大差はない。
俺は他の玉たちの流れに従って先へと進んだ。
台の内部は暗くせまい。
一列に並び流れる玉たちはまるで行進する兵士のようだ。
俺は自我を持つ玉として、彼等を指揮し目的を達しなくてはならない。
俺は決意を新たに先の見えないトンネルの中をひたすらに前へと進んで行った。
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