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◇◇◇◇
古典?
あぁ、確か今回の範囲は源氏物語だったな。
……諸君、私は非常に不思議なのだが、アレのどこが難しいのだ?
むしろ最高の萌え小説だぞ、あの作品は。
……ナンバー10番は理解しがたいと?
ふむ、ならば少し丁寧に説明しようか。
私の持論なのだが、原作者とされている紫式部。あいつはきっと男に違いない。私はそう思えて仕方ないのだよ
いいか、よく考えてみたまえ。
主人公の初恋は、年上の人。
しかも父の妃だ。
……お姉さんの様な、美人な義母。
実に魅力的なタブーの香りがする!
妻となるのは何かツンツンしてる美人。
冷たいかと思わせといて、実はデレだったんだぞ!
ツンデレも居れば、ヤンデレな愛人も居るっ!
それから、幼女を育成したり、健気な出張先の女の子に――――。
ほら、今上げてみただけで、全萌え属性を網羅せんばかりのラインナップだ。
紫式部は男だろ、きっと。
現代に生を受けていたら、きっと素晴らしいギャルゲーのシナリオライターになっていたに違いない。
こういう風に脳内変換してみるんだ。
萌えられる姫を一人でも見つけられれば後は楽だぞ?
文法がどうした、活用がどうした。
萌えの力の前には、多少の困難など恐るるに足らずだ。先が読める様にガツガツ勉強にも励めようというものだよ。
あぁ、因みに私の最萌はだね―――――。
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