Rd.2マレーシアGP

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2番手争いはL.ハミルトンとK.ライコネンに変わるが、ここでもL.ハミルトンは安定したペースで、2番手をキープ。この間にトップのF.アロンソはファステストラップを更新しながら後方との差を広げていく。18周目、フェラーリのF.マッサから1回目のピットストップを行ない、続々と上位陣がピットインを済ませるが、順位に変動はなく、F.マッサは5番手のまま。第2スティント、フェラーリ勢のペースが上がらずマクラーレンとのギャップが縮まらない。3番手K.ライコネンと2番手L.ハミルトンの差は約10秒、トップのF.アロンソとの差は20秒以上になった。後方では、公式予選でQ2(2次予選)止まりと不調だったルノー勢だが、決勝ではポイント圏内まで順位を上げてくる。そして、2回目のピットストップを終えたところで、K.ライコネンは1周につき約0.5秒タイムを縮め、前方のL.ハミルトンを追う。ファイナルラップに差しかかると、両者のタイム差は1秒以内になったが、L.ハミルトンは最後までポジションを譲らず、2番手でチェッカーを受けた。    王者F.アロンソが盤石の走りで優勝。フェラーリを抑え切った新人L.ハミルトンが2位につけ、マクラーレンが2005年日本GP以来の優勝、また同年ブラジルGP以来となる41回目のワン・ツーフィニッシュを飾った。3位がK.ライッコネン。    BMWザウバーのN.ハイドフェルドが、背後につけていたF.マッサを振り切り4位、ポールポジションを獲得しながらも自身のミスが響いたF.マッサは5位に終わった。ルノー勢がジャンカルロ・フィジケラ6位、新人ヘイッキ・コバライネンが自身初入賞となる8位とポイント圏内に入り、辛うじて昨季コンストラクターズチャンピオンの名目を保っている。ルノー勢の間、7位にはヤルノ・トゥルーリが入り、トヨタは2戦連続ポイント獲得。もう1台のラルフ・シューマッハは、15位に終わった。    マレーシアGPでは厳しい戦いの続いたHondaは、R.バリチェッロが11位、ジェンソン・バトンが12位となった。
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