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ゴボゴボ…………
カプセルの中バーダックはなぜかいろいろな光景を目の当たりにしていた。それは仲間が倒れている光景……カカロットが成長した姿……そして……不意にバーダックの頭の中に声が聞こえてきた。
(言っておくが、お前達には呪われた未来しかないぞ!?我が一族と同じように滅び去るのみなのだ!!その姿を見てせいぜい苦しむがいい!!フハハハハハ……)
バーダック「!!!!!!」
ゴボッ!!
そこで声は途切れ、バーダックは目覚めた。
老人「!!目覚めたぞ!!カプセルを開けるんじゃ!!」
下っ端「ああ。」
プシュー………
老人「バーダック!!もう大丈夫なのか?」
バーダック「ああ……てめぇらとは体の出来が違うんだよ!!」
老人「そうか……」
バーダック「チッ!!変な夢見ちまったぜ!!」
戦闘服を着ながら言った。
老人「夢?」
バーダック「ん?そういやトーマ達は?」
思い出したようにバーダックは聞いた。
老人「ああ……あいつらなら既に惑星ミートに向かった」
バーダック「何だと?チクショウ!!あいつら俺を仲間外れにしやがって!!惑星ミートか……近いな。よし!!!!」
ダッ!!
そう言うとバーダックは走り出した。
老人「おい!!バーダック!!」
そんな老人の声も無視し、そのまま走り去って行った。
走っている途中バーダックはふと足をとめた。横のガラス張りの向こうに自分と顔が似ている赤ん坊が寝ていたのだ。バーダックはすぐに自分の息子だと分かった。
バーダック「カカ……ロット!?」
そう言うとバーダックはスカウターでカカロットの戦闘力を計った。
ピピピッ!!
バーダック「戦闘力……2か……チッ!!クズが!!」
そう言い放ちまた走り出した。
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