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「教頭…何を…」
校長の顔には困惑の色が浮かんでいた。いや、校長だけじゃない、僕…いや全校生徒もだ。
皆が戸惑う中、化学教師が行動にでる。
「きゃあ!!」
校長が化学教師につかまった。化学教師の手には小瓶が握られている。
「意味がわからないという顔をしてるな…下等な奴らだ。いいか、校長…私は人の上に立つべき存在なのだよ」
教頭の演説が始まったとき、話を信じていない生徒が帰ろうとした。
「動くな!!私は本気だ!!化学教師ぃ!!」
教頭が合図をすると化学教師は①本の試験管を帰ろうとした生徒の前に投げつけた。
ジュウウ…!!
「うわっ!これはまさか…」
生徒は後ろへ飛び退き、溶けた床を見つめた。
「酸だ。もちろん校長…あなたに向けているこの小瓶の中も同じさ。ヒャハハハ…!!」
化学教師の高笑いがその場にこだまする。
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