†僕が壊れた日†

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「っっ!何するんだよ!」 「お前が居なければ俺は凛と… 全く気の強い女は好きじゃない。 さぁ、死んじまえ」 振り上げられるナイフ 「ごめん…凛…っ」 バタン! 『お母さん!!』 「凛…っ!?何でこんな時間に… 来ちゃダメだ!!」 お母さんの前に立ちはだかる男。 あれが… お父さん。 お父さんはゆっくりと振り返る… 「凛…大きくなったな」 『…オジサン誰?』 ドンッ 男に体当たりをし小さな僕の手を取るお母さん。 走って 僕を玄関から外に出して 「凛はここで待ってて」 『お母さんっ!』 ダメだ! これじゃあ繰り返しだ! こんなんじゃあ… ドアが閉まる瞬間に見えた お母さんの涙 お腹から突き出たナイフ 血が舞う 『ぁあぁああぁあ!!』
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