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茜、黄衣絽、葵、そして私は立ち話も…と思い近くのﾌｧﾐﾚｽで話をする事になった。
ﾌｧﾐﾚｽの中はまだ夕方だというのに人が沢山いた。
私達は入り口から一番奥の右側の４人座れる席に座った。
「すいませーん」
と茜がﾌｧﾐﾚｽの店員に声を掛けた。
「ｱｲｽﾃｨｰと…
あと３人は何飲むの？」
と茜が言った。
「じゃあ、私はﾚﾓﾝﾃｨｰで」
と黄衣絽はニッコリと茜に呼ばれて来た店員に言った。
「えっと…私はｺｰﾋｰをお願いします。」
と私は慌てて店員に頼んだ。
「あっ… えっと、ｵﾚﾝｼﾞｼﾞｭｰｽをお願いします。」
と葵が言い、ﾌｧﾐﾚｽの店員は
「かしこまりました。」
と言ってその場を去った。
「男のｸｾにｵﾚﾝｼﾞｼﾞｭｰｽかよ！」
とﾎﾞｿﾘ茜が言った瞬間、
「田三高校って共学だよね！」
と黄衣絽が茜の言葉を消すように葵に聞いた。
「そうだよ。
…ｵﾚﾝｼﾞｼﾞｭｰｽを頼んだのは賭けで負けた罰ゲームだからだよ。」
と葵はしっかり茜の質問にも答えた。
「何の賭けをしたの？」
と私は何とかこの雰囲気を変えようと明るく葵に聞いた。
「…ババ抜き」
と葵はちょっと恥ずかしかそうに答えた。
「だ…」
と茜が何かを言おうとした時、黄衣絽が
「茜！お手洗い一緒に行こ！」
と言葉を防ぎ無理矢理茜をお手洗いに連れて行った。
……
……しばらく沈黙が続いた。
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