真 -a girl- 実

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ドクンッ! 『…なッ!!』 "アレ"だ。 これは…かなりキている…。 殺す気か…? 「大丈夫です。死にませんから。」 『そういう問題じゃ…ねぇっつーの…。』 くそ…息をするのも辛い…。 「いつも遊んでいたんですよ、私達。」 ぐッ…。 「鬼ごっこをしたり、かくれんぼをしたり。」 『う…あ…。』 「屋上で」 『辞めろ!』 店内に声が響いた。 2人は一気に注目の的となる。 「…。」 『無いものを…どうやって…ぐッ…思い出せって言うんだ…。』 「…手を出して下さい。」 言われるままに片手を出す。 その上に重ねられる秋月の手。
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