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『………。』
「というかここから先は自分で思い出してください。そして全てを思い出した時、私はこの世から消滅します。」
『…は?』
「あなたの命は、あなたのものではありません。私の命を移しました。そして私の命はここにない。」
秋月は自分の胸に手を当て、たんたんと言う。
「私は…ここに居ないのですよ。」
帰り道、俺は1人で歩いている。
勘定は2人分、俺が済ませ、私は道が反対だから、と秋月は別方向へ歩いて行った。
もう何が何だか分からない。
久しぶりに会ったと思うと、
自称"幼なじみ"
の少女は、これまた
自称"魔女"。
あげくの果てに、
自称"ゾンビ"
という奇天烈な自己紹介をした。
そして"お前はもう死んでいる"宣言…。
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