真 -a girl- 実

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家に着き、晩飯を食っている最中、母に顔色の悪さを指摘されたが、大丈夫だと言い張り、早々に床についた。 疲れていたのだろう。眠りに落ちるまで、そう時間はかからなかった。 今日は何をしようか。 ―トランプ! え?でも外は晴れてるよ? ―うーん…じゃあ川! うん! ―行こ! 僕達も来年から中学生だね。 ―うん。 勉強…難しいのかな? ―うーん…。穹くんなら大丈夫だよ。 どうなんだろう…。 ―一緒に頑張ろ?ね? 『ん…。』 身体がだるい。 『またあの夢か…最近のは鮮明だな…。…ん?』 "アレ"がない…? 治ったのか…? まさか。 病気じゃないのに。 身体を起こして時計を見る。 13:25。
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