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『…。』
せんべいが無くなっていた。
結構な量を食べたようだ。
胸やけがする。
時間もかなり経っていた。
『…ふぅ。』
ソファーに横になる。あれだけ寝たにも関わらず、眠気が襲ってきた…。
―穹くん…そろそろ授業始まるよ…?
大丈夫だって!もう少し!
―急げ!穹!
くそ…開かない…!
―貸せ!俺がやる!
―ちょっとぁ…。
大丈夫だって。
―そんなに屋上に行きたいの?
―3人で約束しただろ!中学校の屋上に行くって!
―そうだけどぉ…。
限界だ!佐野!綾!戻るぞ!
―ちッ!
―あっ!ちょっと!待ってよー!
『ッ!』
久しぶりの感覚に目を覚ます。
しかしいつもと少し違う。
針で刺すような…強い痛み…。
『佐…野…?』
佐野が居た…そして…何かひっかかる…。
あれは…本当に秋月か…?
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