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ふたりでそんなやり取りをしていると、車のクラクションが短く鳴った。
3時間以上も哲が自分を待っていたのだ。
「悟…遅いよ。」
と、ご機嫌ななめ。
哲を待たせていたことなんかすっかり忘れていた自分は哲に詫び、雨をしのぐためにみぃと車に乗せてもらうことにした。
どのぐらい走ったのかよく覚えていない。
みぃ が人見知りするタイプと思ったのか、哲が みぃ にやたらと話し掛けていたことだけ覚えている。
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