青天への叙事詩、又は追想。

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埃の匂い 積もってゆく 埋もれる僕は 身じろいで 光舞う白霧の 向こうには 青空だけが 変わらない     ああ、なんて平和な――  空気に触れても素知らぬ顔で ああ、なんてつまらない――  人々は足を進めるだけの   窓の向こう側   ああ、なんて――   ――美しい、世界なんだ。
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