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『欲シイ…欲シイ……ソノチカラ‥!!』
霊の強すぎるくらいの威圧に吐き気がする。
あと数センチと迫った霊に諦めかけて私は目を閉じた…
ーー♪!!
瞬間、音が聞こえた。
音と言うには少し違って、聞こえたと言うより感じたという感じだった。
『ア゛…ァ…!!』
音を感じたと同時に突然霊が怯えだした。
捕まえられてた足にかかる力も緩み、私はすぐさま距離を置く。
本当は全力で逃げたかったけど霊の威圧に負けて足に上手く力が入らず距離を置くことしかできなかった。
近くの壁に寄りかかって霊の様子をうかがうといまだに怯えたまま動かなかった。
「…どう‥して?」
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