終わった人生

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どうやら終わったようで苦しげにうごめく霊を眺めていた。 『ヴヴ…ヴ…グルジイ‥』 「我慢しろよ。もう少しで楽になるんだし…」 彼が話かけているとまた音を感じた。    ー♪♪ー♪… また霊の動きが止まる…   ーズバンッ♯!! 突然霊がうめき声さえも出さずに真っ二つに斬れた。 ほんの一瞬のできごとで思考が停止してしまったが、そこには大きな鎌を持った男の人がいた。 「おぅ、響早かったな。」 どうやら彼が響であるそうだ。 どこから来たのか響は男の人の隣にいた。 髪が白っぽくて一瞬老人かと思ったが黒のノースリーブの服を着ていて、背が高く筋肉も綺麗についているのを見ると自分と同じくらいの年齢ということがわかった。 「またずいぶんと大きいレベル1ですね。 本当にレベル1ですか? だいたい詩炉(シロ)はその辺の判断がいい加減なんですから…   まぁ良いですけどね。」 いいのかよ!! と心の中で突っ込みながらも霊がゆっくりと地面に溶けていくことに気づいた。 こんなところ初めて見た… .
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