勉強会

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「何が欲しい?」 僕は聞いた。 「キスしてほしい。それもとびっきり甘いやつ」 山田はからかうように言った。 多分僕を試しているんだろう。 僕は山田の目をじっと見つめた。 「なんだよ。そんなに見るなよ」 山田は不機嫌になった。彼は見つめられるのに弱い。 今にも部屋から飛び出して行きそうだ。 機嫌を直すために僕は山田の唇にキスした。
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