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( ´∀`)「おはようモナー」
朝の挨拶をかわす
モナーはクラスを見渡してみる
空席がひとつ
その理由は知っていた
( ´∀`)「みんな‥少し聞いてほしい話があるモナー」
だが誰もモナーの話に耳を貸そうともせず
騒ぐものもいれば ケータイをいじり
メールを打ち続け モナーの話など
意に介さない者ばかりだった
いつも通りのHRが始まる
きっとくだらない行事の話なんだろう
クラスのみんなはそう思っていただろう
モナーは思う
当然こんな反応だろう
だが 今から自分が話す事は
皆の日常を少し掻き乱すかもな‥
モナーは心の中で自嘲気味に笑った
( ´∀`)「‥皆さんに‥
悲しいお知らせがあります‥
皆さんのクラスメイトの一人‥
ニダー君が事件に巻き込まれ
‥お亡くなりになったそうだ」
この世界から
生き物が根絶し
一切の命を否定する
仄暗い静寂が
ジワジワと教室を支配していくのを
皆 否応なしに感じていた
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