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( ^^ω)「‥であるからして我が校の理念は‥」
どうしてだろう?
校長が話す内容は素晴らしい事は明白なのに
こんなにも苦痛に感じてしまうのか‥
( ^ω^)'A`)o0(校長の話つまんNeee!!)
( ^^ω)「では‥教頭アトはよろしくお願いしますね」
‥やっとか‥と安堵の息を漏らす新入生達
( ,'3 )「では新入生は教室に戻りHRの後 下校してください」
ブーン達の高校はクラス割りの名簿を事前にもらい
入学式を先に済ましてからHRと言う形式を取っていた
自分が何組で誰がいるかは知っていたが クラスメイトも担任も
顔はまだわからない状態なのだ
ブーンは名簿を見直す
( ^ω^)「‥4組で出席番号は21番かお
ドクオも4組で嬉しいお」
('A`)「まぁたお前とクラス一緒か
腐れ縁てヤツだなホント」
ブーンとドクオは小中合わせて離れた事が一度もなかった
( ^ω^)「新記録だお この調子で記録更新していくお!!」
('A`)「ハハッ あとニ年間一度は離れてみせるけどな」
悪態をつきながらも ブーンと一緒になれた事を喜ぶドクオ
('A`)「さて じゃあ4組のクラスに向かうかなっと」
入り口の混み合う体育館を出て 2人は教室へと向かう
川 ゚ -゚)「‥‥‥」
2人を背後から見ている人物
その視線を送る彼女もまたブーンと同じ4組のクラスメイト
長く黒い髪と整った顔立ち
彼女の名前は素直クール みんなからクーと呼ばれているその女性は
顔を少し歪ませ 笑った
その微笑は悪意に満ちていた 見た者は否応なしに彼女を嫌悪する‥
そんな笑みだった
川 ゚∀゚)「‥フフ‥やっとだ‥やっと‥‥!!」
だが そこで彼女は気づく
自分の中で燻っているドス黒い思いに飲まれかけている自分がいる事に
そんな自分を諌め いつも通りの自分を装う
川 ゚ -゚)「‥教室に急がないと」
彼女は淡々とした足取りで
ブーンと同じ教室へと歩を進めた
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