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…リリリリ…………
目覚まし時計が鳴った。
「ふぁぁ…………」
明海は眠そうに起きた。
「明海ーー!!!一緒に学校行こーー!!!」
瑠璃の声だ。
「瑠璃ーー!!もーちょっと待っててーーー!!!!」
明海は大きな声で返事をしたあと、すぐ着替え、朝ごはんを済まし、玄関を出た。
「待たせたねーー!!」
「うおっはやいわぁ~!!!さっ行こっか!!」
「ぅん!!!」
二人は仲良く、学校まで歩いて行った。
「ねぇねぇ瑠璃、昨日の桜さ…なんかおびえてなかった??」
「ん。そう?」
『よく分からないの…??私はおびえているように見えたけど……まっ後で聞いてみようっと。』
その言葉が信じられない事を知る事になる明海…。
─…キーンコーンカーコーン…
先生が教室に入ってきた。
「えーみなさん、おはよう。今日は学級委員長を決めたいと思います。」
教室がざわつきはじめた。
明海は興味がなかった。
「静かに!!」
その言葉にびびった生徒達。
明海も丸い目をして少しびびってた。
「……えーと…誰か学級委員長をやりたい人いる??」
同時に二人の手が上がった。
隣だ。
隣の桜と………私。
『え…なんで桜が……??』
「じゃあ、今の二人でいいでしょう??」
パチパチと拍手がおこった。
「二人ともよろしくね!!」
『ちょっと待って……なんで桜が学級委員長を選んだ……?』
「よろしくね…!」
桜がそう言った。
「……よろしく。」
明海も仕方がなく返事をした。
あの時学級委員長なんか選ばなければよかった。
桜の真実がわかってしまうから──
─…キーンコーンカーコーン…
休憩の時間の時、瑠璃と話した。
「なんで、桜、学級委員長をやったんだろう……」
「……ぅん……。あの桜がね…。」
「明海ちゃーん!!!」
桜の……声だ。
明海は思った。
『あっ…昨日の事、聞かなくちゃ……。』
「明海、ちょっと時間ある…??」
「え……今、瑠璃と話して……」
「いいよ。私は大丈夫だから。」
「……ぅん。」
こうして明海は桜と一緒に屋上へ行った。
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