序章・・・一人目

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「私は、この里の長。 里と言っても、もうこの洞窟だけになってしまいましたし、里人も私と娘の雪美だけになってしまいましたけど・・・。」 「・・・・・・。」 「あら、ごめんなさい。あなたの話でしたね。 私が清流様に初めてお会いしたのは、今から二百年程前でしょうか。 ちょうど今の雪美くらいの年齢でした。 そういえば清流様も今のあなたくらいの年齢でしたね。 これは偶然かしらね。」
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