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歓迎会は深夜まで続いていたが、いっこうに終わる気配がしなかった。と、その時である。
村長「大変だぁ~」
そう叫びながら村長が走ってきた。
ジャンヌ「どうしたの?村長さん?」
村長「みんなこんな所に居たのか!?とにかく大変だなんだ緊急クエストだ~!!」
セシム「緊急クエスト!?何があったんだ!?」
村長「町の商人がこの村に来るのためには砂漠を越えなければならないんだが、そこにダイミョウザザミがあらわれたんだ!!」
セシム「ダイミョウザザミ?聞いたことないな」
ジャンヌ「ダイミョウザザミはこの地方にすむ大きな蟹よ。……確かにそれは大変ね。急いで受けましょう」
村長「ありがとう!それで誰が受けるんだい?」
ジャンヌ「そうね……リオン?あれ!?リオンは!?」
アーサー「リオンさんなら1時間くらい前に部屋に帰りましたよ?」
ジャンヌ「あいつ……。まぁ、とにかく私とセシムあなたもついてきて!」
セシム「わかりました。まぁダイミョウザザミとも戦いたかったしな!いい修行だ」
ジャンヌ「そうそう。私に修行頼んだのはあなたなんだからしっかりね。あとは……マリアちゃん行ける?」
マリア「だ~め~みた~ぃ……飲みすぎでアマタぐらぐら~……」
机にバタンと倒れ込みながらマリアは言った。
ジャンヌ「……はぁ、マリアちゃん、お酒は駄目って言ったでしょ……」
ジャンヌは頭を抱えながら言った。マリアは『うぅ~』とだけ返事をした。
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