第二章

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 アーサー達は砂漠のキャンプについた。 アーサー「暑いなぁ……ここは日陰だからまだいいけど」 セシム「そうだなー。まぁ、俺は砂漠になれてるから平気だけどな」 ジャンヌ「はいはい、のんびりしてないで支給品を確認したら行くわよ」  支給品はハンターが所属するギルドが用意している。 フレイヤ「ダイミョウザザミはどの辺にいるんですか?」  フレイヤは、地図をみながらジャンヌにきいた。 ジャンヌ「そうね~……被害を受けた人の話なら、ここの広い砂漠だったけど……多分その上のここじゃないかしら?そこがダイミョウザザミの巣になってると思うの」  地図に指を指しながら答えるジャンヌ。 セシム「結構遠いな……しかたない、歩くか」 フレイヤ「そうですね」 アーサー「よし!それなら行くか」  3人がキャンプから出ようとしたとき、 ジャンヌ「ちょっと待って!」  と、ジャンヌが引き止めた。 セシム「どうしたんっすか?」  不思議な顔でセシムが聞いた。 ジャンヌ「ふふっ。実はね、近道があるのよ」  満面の笑みでジャンヌが答えた。 フレイヤ「近道……ですか?」 アーサー「どこに近道が?」  首をかしげるフレイヤとアーサー。 ジャンヌ「あそこです」  ジャンヌが笑顔で指差した所には古い井戸があった。 フレイヤ「井戸?」 ジャンヌ「そうよ。ついてきて」  そういってジャンヌは井戸に飛込んだ。 フレイヤ&アーサー&セシム「なっ!!」  アーサーたちは驚いたもののジャンヌの後を追って井戸に飛込んだ。
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