Prologue

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会社に着いたのは [午前7時50分] ギリギリだ。 今日は会議があるって言ってたなあ-… 俺はエレベータ-に乗り、7階を押した。 俺はこのエレベータ-に乗った時の浮く感じが大嫌いだ。 エレベータ-をおりると前に上司がいた『おはようございます。』 『お前、あと5分で遅刻だぞ-』と言いながら上司は、俺をからかうように言った。 じゃあ、早く前通らせろよ[★] と舌打ちしながら、ボソッ と言うと 『なんか言ったか?』 と上司が言ってきた 『いえ。あの、後3分で遅刻なので行かせてもらいますッッ!』と頭を下げながら言うと、 通らせてくれた。 廊下を走っていると女の先輩に声をかけられた。 『廊下は歩きなさいっ小学校で習わなかったの?』 俺は冗談半分でこう言った。『俺ん家、金なくて小学校行けなかったんで。それでは』 と言いながらまた走りだした。 遠くの方で先輩が何か言っているような気がしたが、聞こえないフリをしていた。 あと1分… という所でやっと職場に着いた。
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