迷い猫…

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痛いよ…おにぃちゃん……痛いよ…。 僕の耳からいっぱい血が出てるよ……。痛いよぉ……。 悲痛な声を挙げる僕を見ておにぃちゃんは嬉しそうだった。 どうしておにぃちゃんこんなことするの…痛いよ…おにぃちゃん……。 次に尻尾に何度も痛みが走った。どんどん僕の尻尾が短くなっていった……。 死んじゃう……。このまま死んじゃうの……いやだよ……。 足が傷つけられる前に窓から逃げよう……。 僕は必死におにぃちゃんの目をすり抜けて開いていた窓から逃げた…。 痛い……耳と尻尾……痛いよ……。 それでも必死に逃げた。生きたい……。 誰か……… ……………助けて……………
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