『終わらない祭り』

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重苦しい雰囲気の中、仕方なくといった感情が多量に含まれているであろう声で呟いたのは、返答を求められた【銀仮面】だった。 『【02】、あぁもう【梶原】でいいな。いちいち説明する事も無かろう。 貴様も知っているだろう? お前の立場は1人でいいのだ。 大体喜ぶべき事じゃないか。貴様が望んで残った訳でもあるまい。 地下の友人を連れ戻せ、前回の賞金も全く手付かずなのだ。 奇特な【神崎】の言うとおりにしておけ。 これは…… 命令だ。』 オーナー亡き今【銀仮面】の言葉は助言や提案ではなく、命令、則ち決定事項以外の何物でもなかった。 この【銀仮面】からの解雇通告といえる言葉が耳に届けられた時、 【梶原】の膝がまるで映画のワンシーンかのように ガックリと折れた……。 【02】と呼ばれた男は 今その存在を消したのだ……。
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