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「い、いただきます…」
「ああ、遠慮せず食べろ」
遠慮せず食べますとも
重箱にこれだけ大量の料理が詰まっていれば…
「今日は初日なので少し張り切ったからな、きっと美味いぞ!」
その言葉、『残したら殺す』ってこと…?
「先生…呼んでいい?」
「何故だ?」
「そ、それは…」
食べきれる自信が無いからですよ!…と言えたらどれだけ楽なことか…
「ね、姉さんが料理が美味いっていう所を皆に知ってもらいたいからだよ~!」
「ふむ、そういうことなら…」
「じゃ、じゃあ先生呼んできます!」
スプリンターばりのスタートをきる
「五分以内に戻って来い、待つのはあまり得意ではないからな」
ひ、ヒィィイイィ!?
「仲宮先生ぇぇぇ!!」
「あらあら、どうしたの霧原君?」
職員室の中でコンビニのパンを頬張る仲宮先生
「後生です、大至急屋上に来てください!」
「へ?なんで?」
「後で説明しますから!!」
「じゃ、このパン食べたらね~♪」
な、なんだこのアルファ波発生装置は…?
「お願いします!そのパン倍の値段で買いますから!!」
「え?本当に?」
「しかも屋上に来ればもっといい昼飯食べれますよ!?」
「わ~い♪行く行く!」
あぁ、女神に見えますよ仲宮京子様!
「でも、プリンを食べてからね?」
ガクッ…
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