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「ええ、本人さえ良ければ構いませんよ」
ん?
霧原の伯母さんが父と話していた
「ミコト、ちょっと来なさい」
「はい、お父様」
なんだろう…
「霧原の伯母さんがお前に頼みたい事があるそうだ」
「ええ、ミコトちゃん、実はね…」
~
~
「や、やります!やらせてください!!」
「ミコト、落ち着きなさい…」
「は!?」
我に帰る
けど、舞い上がった気分は抑えられない
一年間
一年間も毎日一緒だなんて…
「私は聖君なら大丈夫だと思うが…いや、むしろ聖君が心配だな…」
父の言葉も耳に入らない
「それじゃあ、お願い出来るかしら?」
「聖と一緒…ひじりといっしょ…ヒジリトイッショ…」
「…大丈夫です霧原さん」
聖と一緒…
ひじりといっしょ…
ヒジリトイッショ…
「じゃ、明日からよろしくね!」
「…ミコト」
「は!?」
再び我に帰る
「はい、よろしくお願いします!」
「ふふふ、ミコトちゃん、“イロイロ”頑張ってね♪」
…参った
伯母さんには全て見抜かれているみたいだ…
「聖君によろしくな」
「はい、行ってきますお父様」
さあ
今日から闘いだ
期間は一年間
その期間で
聖を…
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