恐怖の晩餐

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「あがりました…」 「おお、ずいぶん長風呂だったな」 ソファーでどっしり構える姉さん 「で、私の部屋はどこだ」 「あ、こっち…」 姉さんには母の部屋を使って貰うことにした 「特に問題は…」 「ああ、ないな」 よ、よかった… 「聖」 「は、はい!」 名前を呼ばれただけでこれだ 病気かもしれない… 「もっと肩の力を抜け、私も疲れる。それと…」 そ、それと…? 「ありがとう…、おやすみ」 バタンッ ありがとう… おやすみ… …え!? 姉さんが笑いながら!? もしかして… 『貴様との組手のお陰で私の蹴りは魔界最強となった、礼を言う。そして…永久に眠れ!!』 っていう意味…? …ガクガクブルブル 重度の被害妄想により、俺の精神は崩壊寸前です… 母さん、恨みます…
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