その2、地獄と己

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とにかく点滴の針の痛み、流れ込む液からの痛み、身体からの正直な苦しみ、それを耐えるだけ。ご飯もなく単純に時間が過ぎるのを祈る。「助けて。」これしか出ない、思いつかない。マスクからの酸素を吸う、そして耐える。それだけ。
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