1456人が本棚に入れています
本棚に追加
「…じゃ、次…由梨。
自己紹介できるか?」
由梨はこくりと頷いて
静かに喋った。
「相…は…ら…由梨…
じゅ…な…な…。」
…短い自己紹介だったけど
由梨にとっては精一杯の自己紹介だ。
おれはニカッと笑って言った。
「由梨、改めてよろしくな!」
「うん…」
由梨は小さな声で言った。
―…自己紹介が終わり、
少しの沈黙が経った後、由梨が口を開いた。
「……ねぇ…」
「んぁ?」
「変…なコト…聞いて…いい?」
…もうこの小さい声にも慣れてきたな。
おれは大きく頷いて言った。
「いいともー!」
「…ひ…かない…でね?」
由梨は震えながら言った。
「は?ひかねぇよ、言ってみ?」
しばらくして、由梨が言った。
「セッ…ク…ス…したこと…ある?」
最初のコメントを投稿しよう!