距離

27/30
前へ
/169ページ
次へ
「…相原のとこ、行けば?」 いきなり、翔吾は言った。 「…え」 「氏家から本当のこと  聞き出すのは無理だった…。  でも、お前が1番やることは…  相原を助けることが  先なんじゃねぇか?」 …やっぱり翔吾はすげぇ。 おれは、気持ちが落ち着いた後に言った。 「ありがとな、翔吾」 「いいってことよ。  おまえとは長年の付き合いだし。  困ってるときはお互い様だ!」 本当に… こいつが親友で… 本当によかった…。 …まぁ… たまにクサいセリフ言うけどな笑 でも…そーゆうのも 翔吾だからできることだ。  翔吾と一緒に空き家を出て、 駅で別れ、おれは由梨の家に向かった。
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1456人が本棚に入れています
本棚に追加