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カフェデッキ内は昼間だと言うのに、あまり会話は出来ないであろうと予測される爆音(トランス)を除けば「ほんのり」とした雰囲気で、異性を意識させる空間設計であるように見えた。出会いの場、ナンバーワンだけはあると納得の表情のケロが突然『うぉっ😵★😱★😣★😣★😍……』と釘付けにされた。
奥のフロアで全裸汗だくで踊り散らかす一人の女の子を発見してしまったからだ。見た目同じ年くらいだった。
『マジかょ。あんなんありなのかょここ😍』
初日からラッキーだとケロは、自分の引きの強さに惚れ惚れし、もう一度奥のフロアに目をやった。内心の「ハァハァ😍」が伝わらないょうにクールを決め込んで…
『ジロジロ見てんじゃねぇよ。お前も踊れ‼』
ビクッとしたケロに続けて女の子は
『脱げよ、×ゲームじゃないんだからね😁』
っと半ば、カウンターぎみに、いやもう100%みぞおちKO‼の決め台詞を浴びせた。デッキ内には200人位いただろうか、何故その娘だけ裸で、何故ォレが挑発されたのかも、なにがなんだか状況もわからずだったが、取りあえず服を脱ぎ丁寧にたたみテーブルに置いた。
ゆっくりと彼女の元に行き軽くキスをした。トランス音と心臓の鼓動がグルーヴし始め、自分も彼女もフロアも音源もみな溶け出して混ざり合って、踊り合った。
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