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女の子は
『あんたのせいよ』とそっぽを向き、明久の方は『なんでこんな事に…不幸だ』と下を向いた。
そもそも三鷹 明久は違う学校に入学する予定だったのだ。実家の方は色々とごたごたしており、そのごたごたが嫌で違う県の高校を希望したのだが寮など条件の合う学校が意外と遠かったが実家から離れられればと思い初めての受験を受けに電車で6時間という道のりをきたつもりだったのだが、いつの間にか『…ぐぅ』という感じで気が付けば
『〇〇駅~〇〇駅~本日の終点、試験会場前~』などと聞こえてきて慌てて飛び降り試験会場に行ったのだが、よく聞けば変なアナウンスであるのだが試験前なので『寝過ごさずにすむなんて、なんてラッキーなんでごさいましょ♪』などと変な話し方になってる時点で緊張感出まくりで何を言われても頭に入らない状態だった。
受験は変な玉に手を当てたり簡単なハズルをしたり普通の受験とはかなり違うものだったが、『こんなもんかなぁ』などと頭を捻りつつ何の疑問も持たずに面接を終え帰ろうとした時……
『今…何がいた…カエル?』
今、確かにユニコーンが付けている様な角を生やしたカエルを見た気がしたのだが一瞬だったので気疲れかと思い駅へ向かう途中に
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