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青年は、そんな明久の衝撃など気にしてないようでニコニコと
『でっ、これが入学時における書類ね、あとはこっちに来るときのチケット』
書類とチケットを渡され
『書類のほうで分からない事はあるかな?』
と聞かれ書類に目を通すと意味が分からなすぎた。
まず召喚獸の持ち込み…分からない。次に専用の武器、媒介物…分かりません。あとは参考書、ノートなど、これは分か…魔導書?流石にお手上げで、たまらず青年に聞いてみると
『召喚獸はいない様だからスルーして』
スルーするのかよと心の中で明久は叫ぶ。
『武器や媒介物は彼処で買えばいいよ』
と駅から右手方向を指差した。
見てみると商店街があり、
『ふむ』と頷き、青年が歩きだした。
『色々と分からなそうなんで手伝ってあげるよ』
と言われ
『ありがとうございます』
と言い、後を追った。
すると青年が
『しかし今年は、あったかいねぇ。こうも、あったかいと、これに合った貝も見付かるよ』
と貝殻を出してきた。
その瞬間…
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