深夜の自宅

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そこで突然目が覚めました。 僕が起きあがると、心臓が素早く動いているのがわかりました。なんだ。夢だったのか。という安堵と共に、まさか本当に死んでたりなんかしないよな、という不安が同時に押し掛けてきました。 目が覚めた時刻は深夜の2時。外は真っ暗になり、昨日の風が止んで逆に不気味な静けさが漂っていました。 僕の目には涙が溜まって今にも泣き出しそうになっているのが自分でもわかりました。 その時でした。 ガツッ という音が耳に入りました。 寝ようとした体が一瞬止まりましたが、聞き違いと思いもう一度体を寝かせました。 ガリッ。ガツッ またです。聞き違いでない事を確信しました。何かが落ちたのでしょうか。しかし、その時の僕は心底怖じ気づいていて、布団に潜ってしまいました。 いまだに音は続き、僕は「まさか泥棒が来たのでは・・・」と思いました。
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