マクドナルドの恐怖

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モリナスについた。出入口の自動ドアが開くと、蒸し暑い空気を切り裂くように、冷房で冷えた空気が流れ込んでくる。いままでの汗が一瞬にして乾いていくように思える。 モリナスに入ると、先ほどよりも足を遅くして歩いた。少しでもこの快感を味わっていたいのだ。 マックについた。 昼過ぎだと言うのに、席がほとんど埋まっている。しかし丁度2つの席が空いていて、友達が、 「席座っててやるから先注文してこいよ」 と言った。僕はカウンターに向かった。メニューを見ても、なかなか決まらない。そこでふと思い出した。
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