幼少期

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兄に遅れをとる事2年、オイラは保育園に入園した。家からかなり歩いて通ったという記憶がある。連れてってくれるのは日によってまちまちで、母が仕事に行きがてらという時もあれば、祖母に連れられて行った事もある。大半は祖母だっただろうか。オイラは最初引っ込み思案で、なかなか馴染めなかったと後に聞かされた。保育園の同級生には様々なヤツがいた。ガキ大将もいればマイペースなヤツもいた。オイラも次第に慣れていき、「マイペース」の類に入った。こんなエピソードがある。あるお遊戯の時、同じ組の女の子が髪をヤワラちゃん風にしていたのを見て「僕もやりたい~」と言って、タダをこねたらしい。見かねた担任の先生が同じ髪型にしてくれて、自己満足に浸っていたそうだ。…今思うと非常に顔から火が出る思い出だ。
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