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「コロンボ刑事…」
検死官は心配そうに
こちらへ背を向けているコロンボへ声をかける
「うるさい」
コロンボはジッとしたまま動かない
「…」
部屋は異様な熱気に囲まれていた
いや揶揄ではなく
湯気が立ち上ぼり
否応無くコロンボと検死官を包んでいた
「うほっ」
時々コロンボは変な声をあげ喜んでいる
そう
コロンボは覗きをしていた
銭湯で
刑事が職務を放棄し、銭湯に覗きにはいる
計画的犯行であり
犯罪である
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