廻り廻る-マワリメグル-

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地球は廻る 廻る いつものように 人は産まれ 死ぬ いつものように 晴れわたる雨雲に 完璧に見下ろされたら 不愉快で嬉しくて 笑いながら悲しんだ 時は廻る 廻る ただ過ぎ行くだけ 人は間違い 気付く ただ手遅れだから 素敵な君の笑顔に 完璧に見下されたら 不器用な愛想笑い 僕の笑顔はひきつった 涙も笑顔も 死ぬことも生きることも 全て感じるんだろ 生きているってそうなんだろ 廻り廻る 勝手に決められた運命に 流されているだけなら いっそ身体の時計をとめたかった 君のその 執拗なまでの優しさが 怖かった 怖かった 君のそれが 本当に心のある行為と 気付いたときには 君はいないでしょう 涙も笑顔も 死ぬことも生きることも 全て感じるんだろ 生きているってそうなんだろ 廻り廻る 勝手に決められた運命に 流されているだけなら いっそ身体の時計をとめたかった 明日も昨日も 悔やんでばかりの日々が 僕を苦しめるのなら 少しくらい安らぎがほしかった 廻り廻る 勝手に決められた運命に 流される僕には 少しの救いもないのはしってた 廻り廻る 時に流されて 廻り廻る 地球に遊ばれて 廻り廻る 運命に惑わされ 僕は また何か得て失った
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