始まりの日

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「え?…かっこいいし優しいし」 「照れんなよ。かっこよくはないって」 愛香は洋一が好きだ。 好きって言っても恋愛感情ではなく、ただ先生として好きらしい。 そうこう言ってるうちに、私達は第一多目的室に着いた。もう他の皆は来ていた。 「ごめーん遅れたー」 「大丈夫だよー。んじゃじゃんけんしよう」 穂波小夜[ホナミ サヨ]がそういうと、皆集まって来た。 じゃんけんをして、私は机拭きを選んだ。 皆それぞれ役割が決まって掃除をし始めた。 「そういえば先生は?」 愛香が言うと、小夜が話にのってきた。
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