序章

3/3
前へ
/406ページ
次へ
私は制服に着替え、階段を下りていった。 「いつまで寝てんのよ!?」 「…今まで?」 私は冗談で言った。すると母は、溜め息を吐きながら呆れ顔で言った。 「馬鹿なこと言ってないでさっさと食べちゃいなさい。遅刻するわよ?」 「…はぃ。……ぁ、今日送ってってー」 「えぇ?自転車で行けばいいじゃない」 「おねがーいッ」 「…まったく、早く食べて洗っといて。支度してくるから」 「わかったー」 支度が終わったあと、私は母の車で学校へ向かった。
/406ページ

最初のコメントを投稿しよう!

332人が本棚に入れています
本棚に追加