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痛い… 体が… 手が、足が… そして…心が… だが弱音は吐けない、もう誰も助けてなどくれないのだから… 少年は歩いていた。 どれくらい歩いただろう? せせらぎの音が徐々に近づいてくる。 川だ。 少年は水を求めてボロボロの足を引きずる。 川面に自分の顔が映る。 真っ赤だ…自分の血と返り血を判別できないほどだった。 不思議だった。 普通なら失神しかねない光景なのに少年は自分の顔をまじまじと見ていた。
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