19人が本棚に入れています
本棚に追加
「はあ、まあいいわ。
今日は会議で来たの?」
聞いてねえし…愁はため息を吐いた。
「…ああ。」
「お奉行自身がお話しするようよ。
本当に重要な話らしいわね。」
「どうでもいいけど早く帰らしてくれ。
仕事が無いときくらい休みてえんだ。」
「そういう自由なとこは相変わらずね。
まあ嫌いじゃないけど。」
恭弥はクスクス笑っていた。
愁は恭弥が嫌いじゃないと言ったのが冗談に思えなくて困惑していた。
恭弥から視線を外すと、誰かが近づいてきていた。
「お坊っちゃんの登場か…カマ野郎のほうがマシに見えてきたぜ。」
「探したぞ長月!」
最初のコメントを投稿しよう!