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こんな性格も、平和になったこの江戸じゃ邪魔なのかもしれないが。
愁は基本的にスリルのあることには首を突っ込むが、くだらない、つまらないと思ったことには皆無といっていいほど興味をもたない。
不真面目だと思われがちだが、当の本人は一切気にしていない。
これも自分の特徴だと自負しているからである。
「今日も適当なとこで酒買って帰るか…」
その時…
町の一角に人だかりが出来ている。
騒がしい、祭などではなかった。
何か事件のようだ。
「来やがったな…。」
愁は不敵な笑みを浮かべ、足取り軽く現場に向かった。
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