19人が本棚に入れています
本棚に追加
/189ページ
何かの気配に気づいた揚羽は叫んだ。
「危ない!
薬師寺さん、散ってください!!」
向こうから飛んできたのは無数の矢の雨だった。
桐斗は瞬時にバックステップして回避した。
しかし矢は初めから2人ではなく男を狙って放たれていた。
断末魔の叫びを上げることなく、男の体はサボテンと化した。
「なんということだ…!」
桐斗はようやく見つけ出した重要参考人が目の前で殺害されてしまったことを悔やみ、地面に拳を振り下ろした。
最初のコメントを投稿しよう!