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俺は学校中あげはを探した。
そして、あのベンチに座っているのを見つけた。
「あげはっ…!!」
「…!!佑??」
「俺、わかったんだ。俺はあげはに笑顔でいてほしい。不安で笑顔が消えるなら、俺がその不安を取りのぞく。だから…」
「…。」
「だから、俺を忘れるまででいいから側にいさせてくれ!!」
あげはは泣いていた。
だが、目から雫を零しながら笑っていた。
それはまるで優雅な蝶のように美しかった。
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