それはまるで蝶のように

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その後、俺はできるだけあげはと一緒にいるようになった。 リミットが1週間に迫ったある日、あげははアメリカの病院に行くことになった。 帰ってきた時に俺の事を覚えているとは限らない。 でも、前みたいに悲しくはない。 だって、あげはは最後まで俺に笑顔を見せてくれたから。 俺たちはまた会うことを約束して笑顔で別れた。 キミは蝶のように近寄ってきて、蝶のように去っていった。
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